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Channel: 2ペンスの希望
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半練り? 完練り?

映画は練り製品である、というのが持論だ。即興即席じゃない、練りに練った練り製品であるべし、衆知を結集し、手間暇惜しまず、お金も時間もかけてリリースするものだと考えてきた。それが機材や技術の軽便安価で激変した。高度な技能修練を要した技法に比較的容易にアクセスできるようになり、コストも二桁も三桁も低廉になった。早くて便利、耐久性と施工性のバランスにも優れ、初心者にもとっつきやすくなった。結果‥‥手軽で手...

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映画関連本ばかり読んでいる

映画館には行かず、ずっと、映画関連本ばかり読んでいる。濱口竜介×三宅唱×三浦哲哉『演出をさがして 映画の勉強会』【2025/12/20 フィルムアート社】★★★★★小中和哉のインタビュー本『僕たちはこうして映画監督になった 8ミリ映画時代を語る』【2026/2/6 文藝春秋】★★石井岳龍 二冊。金子修介『無能助監督日記』【2025/4/10 KADOKAWA】★★★★50年ほどの昔...

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似て非なるもの にて候

いまだに、原作と違うと文句を言う人が居る。ストーリー/筋立て/物語が似ていても、映画と文学や漫画は別物、手法/作法/語り口はそれぞれ様々なのに‥混同が止まない。常々そう思ってきたら、最近こんな本に出会った。南沢奈央さん(1990年生)の『今日も寄席に行きたくなって』【2023/11/01 新潮社】落語と寄席に惚れ込んだ女優さんが新潮社雑誌「波」に連載したエッセイを纏めた本だ。自身...

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京都の映画人:河合正二郎のこと

昔々から脚本家結束信二さんが好きだった。出会いは、テレビ時代劇『新選組血風録』1965年~66年 、以来『われら九人の戦鬼』『俺は用心棒シリーズ』『天を斬る』『燃えよ剣』と欠かさず見てきた。墓所の碑 ( 京都 北山 誠心寺 筆 司馬遼太郎...

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世界は広く 映画も広い + 腸で味わう             

遣る瀬無い事情で しばらく間が空いた。高倉嘉男さんの本『インド映画はなぜ踊るのか』[英題: Nine Dips into Indian Cine Mahāsāgar(インド映画という大海への9回の 潜水 ドゥブキー ]【2025/10/10 作品社 刊】を読んだ。すこぶる刺激的で示唆的だった。人口14億7000万人...

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「まっすぐ‥‥信じてる」

落語家の桂二葉さんがTVでこんなことを言っていた。「落語って時代と真逆のことをやっていると思う。映画でも 今 若い子は早廻しで見たり、筋だけわかればいい みたいな‥落語は逆のことをやってるように思う。おもしろくないところを5分とか10分とか、けどそこに良さがあったりするわけで、分かりやすいものにしなくても まっすぐ古典落語やったら(今の時代でも)絶対わかっていただける...

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やっぱり只者じゃなかった

やっぱり「小津安二郎に憑かれた男」田中眞澄さんは、只者じゃなかった。【平山周吉編『「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内 田中眞澄・映画コラム傑作選 』】軽妙洒脱な一筆書きの戦前戦後映画女優・男優論も good だったが、プログラムピクチャー最盛期...

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ロケ弁

FBでこんな記事を読んだ。尾上泰夫さんという方の投稿だ。面識はない。映像現場において、弁当は単なる食事ではない。それはモラルの指標であり、制作会社の品格であり、スタッフへの感謝の表明であり、ADさんからのラブレターでもある。朝8時入り、撤収は深夜0時。その間、まともに座って食事ができるのは昼と夜の弁当タイムだけ。だから現場の人間は、弁当に対して異様に敏感だ。「今日の弁当、冷えてる」——士気が3割下が...

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「柔よく剛を制す」?!

『「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内 田中眞澄・映画コラム傑作選』【田中眞澄著 平山周吉編 2025/12/18 草思社刊】を読んでいる。いやぁ、面白い。知る人ぞ知る「在野の怪人」田中眞澄さんの小津研究以外の映画コラム、「平明」で「柔らかい」文章が満載だ。著者:田中眞澄さん(1946ー2011)編者:平山周吉さん(1952~ )冒頭に置かれた編者:平山周吉さんの文章から 適宜...

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ワイズマンより断然 四宮鉄男の方が大きい

フレデリック・ワイズマンの訃報が届いた。1930年1月生まれ2026年2月16日(米:現地時間)他界 96歳。いち早く想田和弘さんあたりが追悼文を寄せ、さとい人がレトロスペクティブ上映を企画することだろうが、そんなことはどうでもいい。ゆくりなくも思い出したのは、四宮鉄男監督。知る人ぞ知る、というより、映画業界人にもほとんど知られていない記録映画監督だ。1940年5月生まれ2025年3月9日 没...

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原爆映画3+1

知らなかった。1954年の映画『億万長者』原爆を扱ったブラックコメディらしい。製作:青年俳優クラブ、監督:市川崑(ただし、監督名表記拒否でクレジットなし)撮影:伊藤武夫(成瀬の『鶴八鶴次郎』1938 黒澤の『酔いどれ天使』1948 などを撮った)配給:新東宝。1954年といえば、ちょうど同じ年に『ゴジラ』第一作が作られている。製作...

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松田昭三さん:小文字の映画人

松田昭三さんの本を立て続けに読んでいる。といっても松田さんを御存知の方は多くはないだろう。1928年生まれ...

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「どーでもいいですよー♪♪」

相変わらず飽きもせず映画雑誌の年間ベストテンが続いている。邦画バブルでワンサカ作られる映画をどれだけ観ている評論家・映画記者がいるのだろうか。自分が眼にした小さな箱庭世界の中で、順位を付けることにどれだけ意味があるのだろうか。とっくに賞味期限が過ぎた旧習に過ぎないのではなかろうか。言いたかないが、キネマ旬報の2025ベストワンが『旅と日々』で、コレが映画芸術ではワースト2位(ちなみにワースト1位は『...

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『死んだ木村を上演』から

サボっていたわけでもないのだが‥しばらく間が空いた。配信で韓国映画を見たり、YouTubeで東映や日活の古い映画を何本も見たりしていたのだが、当ブログ 個別の映画評はしないのが基本なのでスルー。今回は、最近読んだ金子玲介の小説『死んだ木村を上演』【2024/11/11...

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谷岡雅樹さんの意見

今日は丸ごとパクリ=コピペだ。数日前、FBのニュースフィードに谷岡雅樹さんのコメントが流れてきた。谷岡さんは、昔々著書『Vシネマ魂...

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高木功さんの本

教えられて、高木功さんの本二冊を読んだ。1995/7/19 東京創元社1995/7/19 東京創元社高木功といってもご存じの方は少ないだろう。滝田洋二郎の相棒だったシナリオライター。滝田のピンク映画を 1981年から1986年までの6年間で22本...

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草鞋の人:神島みき(字幕打ち込み)

字幕翻訳者が「駕籠かき」なら、戦後いちはやく字幕製作会社を作った神島きみは文字通り「草鞋の人」だろう。この本、1995年11月に、映画配給会社(株)パンドラが発行し、(株)現代書院から発売されている。末尾の著者略歴にはこうある。神島きみ(かみしま・きみ)1917(大正6)年、東京・神田生まれ。戦前は数多くの銀座のバーに勤め、映画界をはじめ様々な分野の友人・知人を得る。戦後間もなく、コロンビア・レコー...

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草鞋の人:秘田余四郎(字幕翻訳者)

映画翻訳の仕事を「草鞋の人」とするのはいささかならず不適格かもしれない。むしろ「駕籠かき」レベルが妥当だろう。映画翻訳家と称されたり、自己卑下的に自ら字幕屋と名乗ったり。吹き替え版が登場するまでは、彼らが居なければ洋画は楽しめなかった。清水俊二、寺尾次郎、太田直子‥‥当ブログでも何回か採り上げてきた。(今一番有名な、戸田奈津子さんはパスしてきたが、他意はない)今回は、秘田余四郎。この本は朝日新聞記者...

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草鞋の人:毛利清二(刺青絵師)

山本芳美さんと原田麻衣さんの共著『刺青絵師 毛利清二刺青部屋から覗いた日本映画秘史』【2025/3/30 青土社】を読んだ。「駕籠に乗る人 担ぐ人...

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「単純」であることは‥

ちょっとした訳ありで、最寄りの図書館から『日本シナリオ大系 3』を借りてきた。依田義賢「近松物語」(昭和29年...

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